怪獣の部屋

実在の怪獣編

ネス湖の怪獣 アンソニー・シールズ氏が撮影した有名な1枚 (1977/5)

シャンプレーン湖(アメリカ〜カナダ)の怪獣チャンプ サンドラ・マンシー夫人撮影 (1977/7)

オーストラリア グレートバリアリーフの浅瀬で撮影された怪物(1952/12)

ニュージーランド沖で操業中の日本のトロール船の網にかかったニューネッシー (1977/4)

 僕が小学校3年くらいのとき、大ヒット映画「ジョーズ」が公開された。このときいっしょに観に行った友達が、映画館から出たときポツリとこう言ったんだ。「もう海行けないね・・」

 僕は「うん」と答えたけど、実はもうそのずっと前から海に入る気はなくなっていた。そのわけは上の右から2枚目の写真。当時学研から出版されていたジュニアシリーズという本の一冊(題はたしか世界の謎と不思議とかだったと思うけど定かではない)のなかで、僕はこの写真と遭遇した。

フランス、カーケビルの海岸に打ち上げられた謎の生物。体長7.5mで白い体毛に覆われていたらしい。(1934/2)

リーン・モンスター アイルランド、リーン湖にて目撃が多発する怪獣。写真家パット・ケリー氏撮影 (1981/8)

和歌山県太地町沖の熊野灘で定置網にかかった怪魚。体長2.35mで未だに正体は不明。

 その本はだいぶ前になくしてしまったけど、最近になってこの写真を再発見することができた。うーんやっぱり強烈ですね。これ見て海で泳げます?あなた。この資料にはなんと体長25mとか書いてるよ。サメのほうが全然まし。こんな気持ち悪いもんがそばに寄ってきたら多分死ぬね。

 ずらっと並べた未確認動物を見てもらえばわかるように、海とか湖にはいます。なんか。絶対に。皆さんスキューバダイビングとかやめたほうがいいですよ。

アメリカ、カリフォルニア州サンタクルズ海岸に漂着した怪生物。体長15m。歯の無いくちばし状の口と鯨のような尾が確認された。 (1925/6) アメリカ、マサチューセッツ州サイチュエート海岸に打ち上げられた死体。体長9m。小さな頭に長い首があった。サメはないと思うけど・・。(1970/11)
 あともうひとつ強烈な写真が最下左の頭蓋骨。これはオーストラリア、シドニー大学のマックレイ博物館に展示されているバンニップの頭蓋骨といわれているもの。TBS金曜テレビの星という番組で取り上げられたので知っている人も多いかも。 バンニップというのはオーストラリアの原住民アボリジニーの伝説に出てくる、人も食うという獰猛な生き物だそうですが、一体この頭蓋骨は何なんでしょうね。ああおぞましい。

ビッグフット 米カリフォルニア(1967/10)

ビッグフット 米オハイオ(1981/7)

静岡県天照教に伝わる人魚のミイラ

 日本には河童や人魚のミイラがたくさんある。僕も小さい頃は、これはそういうものが実在する確たる証拠ではないか、と思ってた。ところが最近いろんな本を読んだところ、どうやらこれは作り物くさいという結論に行きついた。

 昔、中国では仏法の輪廻転生を教えるために、前世で悪行を行った人がこんな姿に生まれ変わったんですよ、という見せしめのため、動物を組み合わせて、こういったミイラを作っていたらしいのである。それが時代が変わるうちに人から人へと引き継がれて、本物かなんだか分からなくなった、というのが妥当な線でしょう。

バンニップの頭蓋骨

佐賀県伊万里市 田尻家に伝わる河童のミイラ

愛知県桃太郎神社に伝わる鬼

 まあ死ぬまでにはネッシーか野人あたりの実物が見てみたいものです。

  (2000/1)